妊娠するために、なぜ葉酸はいいの?

 最近、妊婦への葉酸の必要性が声高に言われるようになってきました。2000年には厚生省から妊娠可能な女性に葉酸を摂取するよう呼びかけが行われ、2002年からは母子手帳に葉酸の摂取についての記載がされるようになりました。葉酸は妊娠に対してどのような効果を持っているのでしょう。

 

葉酸の効果は?

葉酸効果は?

 葉酸は、赤ちゃんが正常に発育するのに必要な栄養です。と言うのも、葉酸はDNAの合成に必要な栄養だからです。DNAが正常に合成されると細胞が問題なく分裂し、赤ちゃんが十分に成長できます。
 こうして赤ちゃんの脳や神経ができるのが妊娠3か月目までと言われています。
 この期間にDNAの合成に必要な葉酸が不足していると、脳や神経の先天性異常や障害のリスクが高まります。このことは、欧米の疫学研究によって報告されています。

 

妊娠前から摂取する必要性は?

葉酸!

 日本人は予定外妊娠が非常に多く、およそ64%にも及びます。そのため、妊娠してすぐに気付く人は少なく、妊娠してから2〜3か月ぐらい経過してから気付く人が少なくありません。
 しかし、もうその時期には赤ちゃんにとって葉酸が最も必要な時期は過ぎてしまっています。だから、妊娠が分かってから慌てて葉酸を摂取するのではなく、あらかじめ葉酸を摂っておくべきなのです。また、葉酸の効果はそれだけではありません。葉酸は血を作るビタミンとも言われていて、貧血気味の人が多い女性には必要な栄養なのです。その他、妊娠中毒症やマタニティブルーを抑制する効果があると言う人もいます。

 

葉酸を摂取するには?

葉酸は

アスパラガス

  • 鶏レバー
  • 牛レバー
  • アボカド
  • ほうれん草
  • アスパラガス

…などに多く含まれています。

 

 しかし葉酸は熱に弱く、水溶性なのでゆで汁にも流れ出やすいので調理によって失われやすく、食品から十分な量を摂取するのは大変です。妊娠を考えているなら、サプリメントなども活用してしっかりと葉酸を摂取するようにしましょう。

ただ、摂り過ぎても発熱蕁麻疹が起こったり、生まれた子供がぜんそくになったりすることがあるので、摂取量は守りましょう。